【ヨロイビギニング使用構築】連続技メイン力任せ対面構築 (瞬間61位、最終149位)
先日ポケモン剣盾の公式大会『ヨロイビギニング』で中々の戦績を残すことができたので、記事にしようと思います。
【構築経緯】
1. 環境トップのポケモンを予想。ポケモンを今作から始めた関係上よく分からなかったので、有志の方がヨロイビギニングのルールで開催した仲間大会に参加。
2. 結果、ポリゴン2、ジバコイル、悪&水ウーラオス、ギャラドス、マリルリ、アローラガラガラ、(襷持ち)ルガルガン、(ヨプの実持ち)ポリゴンZ、フシギバナなどがトップメタであると予想できたので、これらにメタを張る構築を組むことにした。
3. 受けループは思ったよりも多くないことが予想されたが、当たった際の対策は立てておくことにした。
【個体紹介】
いじっぱり :240-252-0-0-0-12
−調整
S 無振りアローラガラガラ抜き抜き
A ぶっぱ、残りH振り
−技
ホネブーメラン/ポルターガイスト/フレアドライブ/つるぎのまい
NNの由来は、元々は少し前に開催されていたゼラオラレイドバトルをクリアするために育てた個体だから。(ゼラオラ + キラー)
環境に多いジバコイルに滅法強いポケモンとして採用。ホネブーメランは頑丈を貫通でき、かつ電気技とボディプレスを透かすことができる優秀なタイプ、特性を持っていて強かった。ついでに、初手に来がちな襷ルガルガンの処理にも一役買った。クレッフィ対面でつるぎのまいを積み放題なのも素晴らしい。
私のパーティが強くジバコイルを誘うせいか、相手のパーティにいればほぼ100%ジバコイルが選出されていたので、ジバコイルを見たら毎回選出していた。
ミラーが予想されたので4振りアローラガラガラを抜けるように調整しており、活きる場面も多々あった。
選出率2位。
●ストライク@しんかのきせき テクニシャン
ようき :0-252-0-0-4-252
−調整
S 最速
A ぶっぱ、残りD振り(特性ダウンロード対策)
−技
NNの由来は、クトゥルフ神話における虫系神話生物「シャッガイからの昆虫」の通称「シャン」から。似ても似つかないですが、特性テクニ"シャン"なので許されるはずです。ええ。
環境にはびこると思われたウーラオスに対して攻め・受け共に非常に強いポケモンであり、ダイマックス半前提抜きエース枠。ダブルウイングは襷カウンター型ウーラオスにも強く出ることができ、使いやすかった。また、フシギバナに強いのも偉い。
基本的にウーラオスのあんこくきょうだ、すいりゅうれんだ、インファイトを読んで受け出しが(スカーフ持ち以外に)安定した。
初手で出して出し勝ちした場合、つるぎのまいを積んで全抜きする試合が多かった。
また、かわらわりはダイナックルの元技としたり、クレッフィの壁を破壊したりするために採用したが、後者の使い方は1度も為されなかった。
Sは最速にしたが、今思うともう少し耐久が欲しいと感じることも多かった上最速にする意味も薄かったので、最速ウーラオス抜き調整にして残りを耐久に回した方が良かったと思う。
選出率3位。
●サーナイト@こだわりメガネ トレース
ひかえめ :196-0-52-252-4-4
−調整
S 無振り80族抜き
C ぶっぱ
ポケ徹の耐久調整ツールを用いて、B:D=45:55となるように調整(特性ダウンロード対策)
−技
NNの由来は、ユダヤの伝承における女性の悪霊「リリス」より。オスなのにこんな名前を付けるような、業の深いことをしてごめんな......。
受けループ破壊役であり、地雷枠。ドヒドイデ、(鋼技を切った)エアームド、ハピナス、ポリゴン2に加え、ドラミドロを役割対象とした。
一般的な持ち物がこだわりスカーフであるため、スカーフ持ちを読んで交代してきた先に致命傷を与えることが多く、選出率は低かったものの、出した試合では漏れなく大活躍してくれた。
特性トレースは相手のBに厚いポリゴン2と対面した際、ダウンロードでCを上げて無双したり、苦手なギャラドスと対面した際にいかくを相手に入れて引かせたり、ハピナスのてんのめぐみをトレースしてムーンフォースでCを下げまくったりしてくれて非常に役立つ場面が多かった。
競合相手としてフーディンが考えられ、耐久やフェアリー技の火力、特殊炎打点の存在よりもSの高さを優先するのであれば、代わりにそちらを採用しても良かったかもしれない。実際差別化点の一つであるマジカルフレイムは(一度だけダイマックスしてハッサムに撃ったものの)殆ど撃たなかった。
選出率 5位
●ウーラオス(れんげきのかた)@きあいのタスキ ふかしのこぶし
ようき :4-252-0-0-0-252
−調整
S 最速(ミラー意識)
A ぶっぱ、残りH
−技
インファイト/カウンター/すいりゅうれんだ/かみなりパンチ
NNの由来は、ストーリー上でのダクマの鳴き声。
普通の襷カウンター型ウーラオス。最初は環境における悪技の通りの良さからいちげきのかたを採用しようと考えていたが、事前の仲間大会で戦った結果襷カウンター型ルガルガンと同型ゾロアークがきついと感じたので、それらをすいりゅうれんだでワンパンできるれんげきのかたを採用した。
特にミラー時にアクアジェットが欲しいと感じることが多々あったが、ギャラドス&マリルリ&れんげきウーラオスのためにかみなりパンチは頻繁に撃ったし、インファイトもポリゴン系やジバコイル、カウンターは積みアタッカー&マリルリ&一撃/連撃ウーラオスに撃つことが多く、どの技も切れなかったので仕方ないと感じた。
襷による行動保障と切り返し性能のお陰で選出しやすかった。
改善すべき点として、ミラー時に相手のダイマックスウーラオスをカウンターで倒せるように、Aを少し削ってHを1上げておいた方が良かったと思う。
選出率 1位
ひかえめ :180-0-76-252-0-0
−調整
C ぶっぱ
ポケ徹の耐久調整ツールを用いて、B:D=45:55となるように調整(特性ダウンロード対策)
−技
NNの由来は、スコットランドに伝わる幽霊または生霊「レイス」より。
雨パ&受けループ対策......のつもりだった。今回の構築で最も改善の余地があるポケモン。45戦中1試合だけ出したが、それは負け試合だった。
スカーフトリック&ちょうはつで受けループ、雨パのニョロトノに強く、いざとなればウーラオスの上からマジカルシャインを撃ち、特性ちょすいによってキングドラを受けるために採用した。
もっと早く気付くべきだったが、技構成とこだわりスカーフの相性がとても悪く、初手にトリックから入らざるおえないと感じることが多かったため、殆ど選出せず見せポケと化していた。
ただし、トノグドラ構築に当たっても一度もニョロトノ&キングドラが選出されることは無かったため、見せポケとして仕事は十分にしていたと思う。同じちょすいのランターンと比べて、ジバコイルを誘いやすかったのは偉い点だと感じた。
選出率 6位
ひかえめ :252-0-0-252-0-4
−調整
HC ぶっぱ
−技
NNの由来は、こだわりメガネ「さわぐ」によりレイドバトルを自動化するために育てた個体だから。技構成の一番上がさわぐになっているのはそのせい。
Youtuberいろはさんの動画(https://www.youtube.com/watch?v=tqWC4mw7yZI)で紹介されており、強そうだと感じた点。また、パーティにおいてゴースト技の一貫を切ることができる点により、採用した。
ダイマックスすればヨプのみ込みで大体の格闘技を1発耐えるのが非常に偉いが、技構成上ダイマックス前提で使わなければ強さが十分に発揮されないため、ダイマックスしそうにないポケモンと共に選出することが基本だった。
ストライクの刺さりが悪いか、ポリゴンZの通りが良いと感じれば選出することが多く、特にギャラドス入りに出して活躍することが多かった。
ただし、Sにあまり振っていない関係上、ミラーで勝ちづらいのが辛かったため、無振りポリゴンZ抜き抜きまでSを振っても良かったかもしれない。
選出率 4位
【重いポケモン(というか並び)】
アローラライチュウ ...... この構築の天敵。環境のでんきタイプ(ジバコイルとレントラー)をアローラガラガラ1体で見ていたので、なみのりを覚えるアローラライチュウを出されるとどうしようもなかった。幸いにも1度しか当たらなかったが、ボコボコにされた。
トノ&グドラ ...... 実質ブルンゲルが存在しないようなものだったので重かったのだが、幸いにも一度も選出されなかった。
【結果】
最終レート1732、149位
【スペシャルサンクス】
事前に対戦&アドバイスをしてくださったTRPGプレイヤーアノマロさん、あさなぎももさん、カラーテレビさん
事前仲間大会を開催してくださったいろはさん、参加者の皆様
【後語り】
レンタルパーティ以外を用いたポケモン対戦は今作から始めたのですが、初めて好成績を残すことができ、嬉しく思います。
今までは真剣にランクバトルをやっていなかったのですが、今回の件で自信が付きましたので、無理のない範囲で上位を目指して頑張りたいと思います。
最近ポケモンHOMEにおいて各ポケモンや持ち物、技の使用率の統計データを見ることができるようになって、メタゲームが非常に面白くなったのも良いですね。
【追伸】
大会最終日の実況動画は以下で閲覧することができます。
時々ポケモンの実況もやっていこうと思いますので、チャンネル登録していただけると嬉しいです。